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時間価値と本質的価値について

時間価値と本質的価値とは、どのようなものかを理解するために、3つのコール・オプションを例に挙げて説明します。
プット・オプションの場合は、コール・オプションの逆だと考えてください。

たとえば、9月1日現在で、株価1000円の株に対し、権利行使価格が900円・1000円・1100円という期日が全て10月1日の3つのコール・オプションがあったとします。

権利行使価格が900円のものは、「時価1000円である株を、900円で買える権利」ということで、実質的な価値がすでにあるということになります。
このような場合のオプションを、「イン・ザ・マネーのオプション」といいます。
また、イン・ザ・マネーのオプションがもつ価値のことを、「本質的価値」と呼ばれています。
この場合のイン・ザ・マネーのオプションでは、100円の本質的価値があるということになります。

また、現在の原資産の価格と権利行使価格が同じオプションは、「アット・ザ・マネーのオプション」といいます。
この例では、権利行使価格が1000円のものが、アット・ザ・マネーのオプションに当たります。
アット・ザ・マネーのオプションには、本質的価値がありません。

そして、権利行使価格が1100円のコール・オプションは、「時価1000円の株を、1100円で買う権利」ということで、この時点では実質的な価値がありません。
このようなオプションのことを、「アウト・オブ・ザ・マネーのオプション」といいます。
もちろん、アウト・オブ・ザ・マネーのオプションにも、本質的価値がありません。

また、アット・ザ・マネーとアウト・オブ・ザ・マネーのオプションの特徴は、原資産の価格が将来変動することで、オプションに価値が出てくるかもしれないという「時間価値」しかないことです。